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他店 のヒドイ仕事

先日 ホームページ経由で 問い合わせがあったお客様

1年前に 他店で畳を替えたばかり!

行ってみたら 材料うんぬんの前に

仕事が常軌を逸していました。

私たち畳職人は 父親なり修行先の親方に 仕事を教わった過程で

畳は年数とともに 隙間が空いたり修理を必要になるので 手直し修理をして きれいさっぱり青い畳に張り替える ことを教わりました

納品した時に 畳と畳の 噛み合わせに 名刺1枚 差し込めないぐらい ばっちり 隙間無く言い硬さで収める それが 畳職人の目指すところ

でも今回の仕事は 下手とかではなくて もうそのことを一切やってない

同じ畳でお金をもらう 人間として 業界の信用を 落としてしまう ひどい仕事でした

どこの畳屋さんとは言いませんが 個人ではなくて 大手の グループ畳屋さんです

10日ほど畳を持って行ってしまったと 聞いた時にピンときました

よくこれだけの隙間を そのままにして 帰れたもんだなと

お客さんも よく我慢していたのと

しばらくぶりにびっくりしました

まだ張り替えて 1年しか経っていませんが お客さんが私に隙間を埋めて張り替えることを頼んでくださり

引き上げる前に ぱっちり寸法測り

ござを張り替える前に 土台【畳床】をきっちり修正して 綺麗に張り替え納品しました。

お客様はとても静かな方ですが 小さい声で ご夫婦で

お父さん隙間ちゃんと埋まってるよ よかったね!

というささやきが 私のご褒美でした

久しぶりに腕を買われた仕事でしたが これは私特別じゃなくて 普通の畳屋のやるべきことです

昔は そんな詐欺みたいな畳屋はいなかったんですが

20年ぐらい前から 資本金のある 他業者からの参入が 相次ぎ

安かろう悪かろうの 詐欺ギリギリラインの 畳業者が出てきて 非常に残念です

写真は引き上げる前と 隙間直した納品後です

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