国産い草の特長

2020年7月 台風により被災された人々の生活の復旧を応援しています。

 

人生を懸けてい草づくりに取り組む人々がいます

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熊本県のブランド「肥後表」

熊本城

熊本県の畳表は、「肥後表」と呼ばれています。

1503年に上土城の城主であった岩崎主馬守忠久公が、自らい草を植えて見せ、農民に栽培を奨励したことが熊本畳表の始まりであるといわれています。

その後に起きた大飢饉でも、畳表を作っていた農民たちは暮らしに困ることなく、それ以降500年間以上にも渡ってい草作りに励んできました。

国産畳表の需要の減少

しかし、日本のい草生産農家は、1990年代頃から厳しい状況に置かれています。

その一番の理由は、中国産農産物の輸入増にあります。

日本の対中農産物輸入額は、1984年の150億円から、2000年には635億円へ急拡大。

この頃のスーパーマーケットに、驚くほど安いネギやしいたけが並んでいたことは、皆さんの記憶に新しいことでしょう。

セーフガードの対象となった長ネギ・しいたけ・い草

もう一つの理由としては、生活様式の変化があります。

特に、バブル崩壊後には、安価なフローリング式の家屋が増えたことも、国内需要の減少の要因となっています。

昭和の初期には、部屋と言えば畳敷きが当たり前でしたが、現在ではどの家にも板張りの部屋があることと思います。

日本のい草生産農家の現状

均一に束ねられたい草

国内では、1960~1970年代に、九州地方へい草栽培の立地移動が進み、その中でも熊本県は日本最大のい草栽培地域へと成長しました。

しかし、1980年代に入ると、日本の輸入業者が畳表の開発輸入を目的に、相次いで中国へ進出。

その結果、日本の畳表輸入量は1980年代半ばから急増し、それに反比例するように、熊本県のい草栽培総面積は激減したのです。

実際には、熊本県のい草栽培面積は、1990年に6,580 haが、2003年には1,781 ha となり、13年間で栽培面積が72.9%も減少したのです。

この間、栽培農家数も、4,000戸近い農家さんが閉業を余儀なくされています。

熊本県八代のい草

熊本県八代地方

日本国内で、最大のい草の生産地は、熊本県八代地方です。

生産量は、実に国内生産の8~9割のシェアを誇り、作付面積も1,326haと群を抜いています。

その理由は、

豊かな水と豊穣な大地に恵まれていること。
伝統的な栽培方法を開発・伝承し続けてきたこと。

があります。

い草農家 村上さんの声

熊本県の八代地方でい草づくりに励む村上友教さんと妻の寛代さんは、ご夫婦で力を合わせて、良質のい草を生産されています。

国産い草生産農家の努力

大人気のご当地キャラ「くまモン」

現在のい草生産農家は、安価な中国産の畳表に負けないように、様々な工夫に取り組んでいます。

地場産品の良さを伝えるPR活動
生産者の顔の見える安心・安全アピール
最高級品質の新商品を開発
畳表への着色剤の不使用

などの地道な努力が実り、国内でも畳の良さを改めて見直されつつあることは嬉しい限りです。

国産い草の特徴

均等に織られた畳表はまさに芸術品

国産畳表の特徴として、

自然の青畳の風合いや香りを持つ
厳選された材料を使用し、均一された美しさを保つ
厚く織り込んでいるため、丈夫で長持ちする

などが挙げられます。

これらの特徴は、輸入品にはないものであり、揺るぎのない国産ブランドとして確立されています。

長く使うものだからこそ、いいものを選びたい。

これから、畳表を購入される方には、熊本県産をはじめとした国産の畳表を強くお勧めします。

い草ができるまで

い草の苗です。12月の寒い時期に植えます。

トラックに積まれたい草の苗

機械で植えるのがほとんどですが、上等ない草を育てる田んぼでは、家族総出で手で田植えです。

機械での植え付け

手作業での植え付け

寒い冬を乗り切って、い草は成長して行きます。

ブランド畳表「聖和」が育つい草畑です

ある程度伸びてくると倒れてしまうため、網張と言って穂先が倒れないように糸を張ります。

立派に成長したい草

1m40cmほどの丈に成長する7月に、刈り取りを行います。

刈り取りは機械で正確に行われます

きれいに束ねられていきます

日本の農家さんは、江戸時代から、二毛作でい草を刈り取った7月に稲を植えます。
私が直接聞きましたが、い草とお米はそれぞれ 必要とする栄養素が違うそうで、お米とい草交互にあると両方の栄養の分配がとても良いそうです。
それで12月にお米を刈り取ったら、また今度はい種を植えれるの繰り返しです。

い草栽培と稲作と交互に繰り返します

農家さんが、自分達も食べるお米を育てている田んぼでい草も育てているので、安心安全な畳表が出来上がります。

丁寧に織られた肥後産の畳表 いい香りです

熊本県産 小山畳店自慢の聖和畳表

東家さんのブランド聖和 しっかりした厚みと上質な肌ざわりが特徴

↑こちらの写真の畳表は

このホームページにも掲載している

熊本県八代市 のい草農家の東家さんが作った畳表です。

東家(とうや)さんが製造した畳表は業界では美しいと有名で、

その中でも、最上級ない草だけを贅沢に使用して織る

ブランドの畳表である聖和表は

国産畳表の中でも最高ランクの一品です!

畳屋もうなる程の出来栄えです。

熊本県八代市 東家(とうや)さんを視察

熊本にて、い草農家の東家さんに「い草作り」を取材させていただきました。

こちらが、当店の畳表を作ってくれている熊本県八代のい草農家の東家さんです。

綺麗な水で、手間暇かけて作っています。

こちらが東家さん、気さくな人柄です

い草の水源には

日本三大急流の1つ

球磨川からの新鮮な水を

使用しています。

い草づくりには欠かせない天然の水

い草の田んぼは

タニシやバッタが住み

鳥も子育てするような

とても良い環境です。

収穫の様子を撮影した動画をご覧ください。

良質のい草はこうして作られます。

 高知県産 生き残った青いダイヤモンド【龍馬】

上質ない草のみを厳選して織り上げたブランド龍馬

その名にふさわしい幻の土佐表

日本一入手困難と言われる幻の土佐表。

「龍馬を持っているのは、埼玉県で当店だけです。」

なんとこの度、店主が苦労して仕入れました!

100年以上の伝統を誇る高知県のい草農家も現在2軒のみになり、国内シェア1%以下のまさに幻の畳表です。

その土産表の中で、よりすぐりのい草のみで織り上げた最高ランクの畳表が「ブランド龍馬」です。

一見の価値ありです!

熊本県産 【国宝級畳表】吉田一哉さんの作った畳表

厚みがあるのでずっしりと重いです

この畳表は間違いなく国宝級 、い草作りの神と呼ばれた熊本八代のい草農家、吉田一哉さんの作った畳表です!

吉田さんは、畳表日本一の農林大臣賞もとっていて、この吉田さんのつくる最高ランクの畳表は、なんと世界文化遺産の金閣寺にも使われております。

 

この国宝級畳表を在庫している畳店は、埼玉県では間違いなく当店だけです。

吉田一哉さんの畳表づくりを視察

こだわりの畳表を製作する吉田さん

写真は私と吉田一哉さんです。

熊本の吉田さん家まで行って、畳表作りの熱意を聞いてまいりました。

農林水産大臣賞は年に一度行われる畳表作り日本一を決める品評会で、一番優れた畳表を作った人に送られるい草農家さん日本一の称号です。

この写真は吉田さんが受賞した時のものです。

名誉ある農林水産大臣賞を受賞した吉田さん

名工たちが作り上げた畳表の詳細はこちらでご覧いただけます。