畳の豆知識

畳ドクターとは

畳ドクター認定書

畳表の良し悪し、正しい裏返しの時期、畳土台の正しい取り替え時期の見極めなど、畳に関する知識・技能を習得している職人の証です。

残念ながら現在は、まだまだ使える畳のゴザや土台を無理矢理取り替えてしまったり、粗悪な畳を高額で売り付ける悪徳業者も少なからず存在しています。

この様な畳業界の実情を改善するために、全日本畳振興会が 畳ドクター資格制度を作りました。

畳のお手入れ

新しい畳は、軽く乾拭きしましょう。
水や洗剤は絶対に使わないでください。
冬期に暖房を使用した際と、梅雨から夏にかけては、特に室内の換気にご注意ください。
直射日光には当てないようにしましょう。
やけた際には少量の酢を湯に入れて拭きましょう。
新しい畳には時に折り目が付いていますが、これは地厚な良質品ほど頻繁に見られます。この折り目は、暫くすると自然に消えるので擦らないように気を付けましょう。
畳とカーペットの重ね敷きは避けましょう。埃が溜まりやすく、ダニの発生率も7倍に高まります。
家具の跡がついた時は、熱いお湯で絞ったタオルをあてて、上からアイロンをかけましょう。
畳表の裏返しは3~5年で、表替えも精々早めに仕替えるのがお得です。

いい草イグサ

イグサとは畳表の原材料となる植物です。

イグサの様々な効能や、産地による特徴を紹介します。

イグサの持つ効能

汗や有害物質を吸収
抗菌作用
排便を促す作用
リラックス効果
【和式生活が健康を作る】 イグサは薬草として使われていた 「畳」は自然の空気清浄機家具ショップAkayaさんのHPより引用

いい畳店の選び方

近い!!

まずは 近いが一番だと思います。

近い方が何かとすぐ対応できますし、お客さんの方からも 相談に行きやすいからです。

お店スタイル

小さくてもお店を構え、ちゃんと看板も出している所が良いと思います。

工場みたいな所よりも、お店スタイルの方が裏表なく、逃げも隠れもせず胸をはっているような感じがします。

畳表の種類がたくさんあるお店

僕の父の世代の畳屋は、上中下の3種類位でやれていました。

サンプルなんて見せる畳屋は少なくて、それこそお客さんに聞かれても、【ん~いま上なら○○円くらいだね】てな具合で、人と人とが信頼で成り立っていた時代でした。

ですが今の時代は、お客さんの立場になって 使う用途、予算ににあった畳替えが出来るように、たくさんのグレートの畳表を用意する畳屋さんが多くなりました。

畳屋さんにサンプルを見せてもらって、5種類以上置いてあるようなら、まずまずだと思います。

店主の顔がわかるお店

今の時代は何でも大量生産で大型店化が進んでいますが畳屋のように、お客さんの座敷に上がり込むようなお店選びは、派手な広告や価格だけで決めるのではなく、責任者の顔が見え、信用できる人間に頼む事をおすすめします。

注意点

いま、残念ながら 畳替えによるトラブルが少なからずあるようです。

消費者生活センターにも、畳替えトラブルによる相談が後をたたないそうです。

インターネットをなさる方は【悪徳畳店】【悪徳畳業者】で検索されると色々でてきます。

お気をつけ下さい。

純国産品と偽装品との見分け方

日本の畳表の8割~9割は、価格の安い輸入品です。

50%の畳屋は、正直に輸入品国産品と明記して商売していますが、残りの50%は産地をグレーにしているケースがあります。

実際、表記でよくあるのが、

天然い草

➡輸入も国産もどちらも天然です。

九州から仕入れた上級品

➡中国から博多を経由してきた輸入品です。

 

このような表示は、ギリギリで詐欺にかかる商法であり、残念ながら、このようにして販売する店も少なくないのが実情です。

グレーな商品が国産と称して出回ることは、質の高い国産畳表を売っている畳屋の足も引っ張りますし、何といっても日本のい草生産農家さんにとっては死活問題です。

正当に評価をされることなく、皆様に使ってもらえなければ、日本の農家さんは廃業せざるを得なくなります。

 

そこで、数年前からですが、

これぞ間違いなし、100%国産はQR コードが入ってます。

農家さんが、い草を被っている途中に自分の情報を入れた名詞みたいなものをい草の間にはさむんです。

国産のラベルは偽造できても、畳目に入れられたQR コードだけは偽装できないので、

いまQR コードが入っている畳表以外は、100%国産と言い切れないと言われています。

私の店が在庫している畳表は、9割方このQR コードが入ってます。

入ってない1割の国産品は、

「俺が作ってんだから国産 だっぺよ〜👴。」

みたいな農家さんが少数入れてないだけです。

一般の人に伝わらないような業界裏事情でした。

畳表の経年変化

畳屋を30年やってきて、いつかやりたいと思っていたのが、「畳表の経年変化」です。

価格の高い畳表は、年数が経った後の焼け具合も、黄金色で素晴らしいとどの畳屋も言います。

しかし、実際のところどうなのか、そして、中級品と上級品とはどう違うのか、実験してみたくなりました。

そこで、様々な畳表を自宅の部屋に敷き詰めてみたのがこちら。

畳屋も産地研修に行く人は、全体の2割ぐらいなんですが

自宅に現物を敷き詰める人は、多分 1%もいないと思います。

退色、肌触り、光沢とかについて、自分で実感して初めて

お客さんにも使用感も伝えられると思っています。

熊本県八代市 東屋さん製作の聖和

畑野さんの無一物(呉産蔵十平)

国産本間綿綿表

国宝級畳表 吉田一哉さん製作の畳表

高知県産 生き残った青いダイヤモンド【龍馬】