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3代目の熊本い草農家さん修行。

国産畳専門店にとって、熊本のい草農家さんはとても大事な存在です。なくてはなりません!

私たちは材料を加工して畳を組み立てる仕事ですが、そのメインの材料の畳表がどのようにできているかを知る事はとても大切なので、息子がこのたび熊本八代市の井草農家さんの中田さん宅に 5日間修行をさせていただきました。

今回の7月はちょうど1年で1番忙しい刈り取りの時期で、朝は4時スタートで、中田さんが入れてくれるのアイスコーヒーから始まります。

なぜ4時からスタートするかといいますと、農作物は夜明け前から午前中が命なんです。夜の間に地中から水分や栄養分を吸って草が元気になります。ですので、刈り取るタイミングは夜明け前からお昼までが命です。午後になると草の水分が飛んで熱にやられて元気がなくなります。

夜明け前からライトを点けて刈り取りを初めて→洗い→土染め→乾燥→梱包→収納まで前日からの続きも含めて、この一連の作業をお昼まで一気にやります。

柔道三段の体力自慢の息子もお昼近くなるとフラフラになってきたそうです。1日800束は担ぐそうです。

2年かけて育ててきました大切ない草を最後の最後で良い状態で、刈り取り作業をスピーディーにしないとだい無しにしてしまうので、農家さんも真剣です。今回お世話になった中田さんは、い草造り日本一の農林水産大臣賞も受賞されている。凄腕農家さん!畳のメイン材料になるい草作りを勉強させてもらいとても感謝いたしますm(__)m

今回刈り取り乾燥して保管してあるものを9月から織り始めるので、またその時息子がお邪魔させていただきますm(__)m

コメント

  1. 玉藻 より:

    素晴らしい息子さんですね٩(^‿^)۶
    3代目としてしっかり頑張っているのが伝わりました。