これは畳屋でも目にした人あまりいないほど珍しい品です!
『七島藺(しちとうい)』は、大分県の国東地方だけで生産されているカヤツリグサ科という植物で、畳の材料となります。
似ているもので「い草」がありますが、い草の断面は丸いのに対し、七島藺は三角の形をしています。
七島蘭には、350年の歴史があり、琉球畳は本来、この七島藺を使ったものを言います。
七島藺の畳は非常に丈夫なことから、柔道の畳として利用されてきました。
ただ、七島藺の畳表は、1農家で1日2畳程度しか作れません。
それほど、手間をかけている貴重なものなのです。
ですので都道府県で割ると1県あたり40枚弱しかない非常に貴重で高価な畳表になります。
今ではこれを作っている農家さんは六軒のみになり生産量は年間2000枚弱です
今回お客さんで本物の琉球畳が入っていてその張り替えの依頼がありましたので取り寄せました。
開封したときに息を呑むほどの迫力がありました。
こんな材料を使えるなんて幸せです
と同時にすごいプレッシャーです
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